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ナノバブルは「だし文化」と相性がいい理由
2026.7.17
くらし快適

「和食のおいしさは、塩ではなく『だし』が決めています。だからこそ、だしを最大限に生かせれば、減塩でも満足できる食卓が実現できるかもしれません。」
ナノバブルは「だし文化」と相性がいい理由
うま味を生かして、減塩でもおいしい和食を目指す新しい調理法
和食がおいしい理由は「塩」ではなく「だし」にある
和食は2013年にユネスコ無形文化遺産へ登録され、世界中から「健康的な食文化」として注目されています。
その理由は、油や動物性脂肪に頼らず、素材本来のおいしさを引き出す調理法にあります。
そして、その中心にあるのが「だし文化」です。
昆布、かつお節、煮干し、あご(飛魚)、干ししいたけなど、日本には地域ごとに特色あるだし文化が受け継がれています。
洋食ではバターやクリーム、中華では油や香味野菜が料理のベースになることが多い一方、和食は「うま味」を中心に味を組み立てることが大きな特徴です。
つまり、和食は「塩味を楽しむ料理」ではなく、「だしのうま味を楽しむ料理」と言えるでしょう。
日本人の健康課題「減塩」と和食
健康のために減塩を心掛けたいと思っていても、「味が薄くなる」「家族が満足しない」と悩む方は少なくありません。
厚生労働省の調査では、日本人の平均食塩摂取量は依然として目標値を上回っており、高血圧や生活習慣病予防のためにも減塩が重要な課題となっています。
しかし、和食は
- 味噌
- 醤油
- 塩
- 漬物
- 干物
など、塩分を含む調味料や食品を多く使用するため、「減塩しにくい料理」とも言われています。
だからこそ重要なのは、
塩を増やすことではなく、だしの力を最大限に生かすことなのです。
5種類のだし、それぞれの特徴とは?
昆布だし
昆布にはグルタミン酸が豊富に含まれています。
やさしく上品なうま味が特徴で、
- 湯豆腐
- お吸い物
- 湯葉料理
- 鍋料理
など素材の味を楽しむ料理に適しています。
かつおだし
かつお節にはイノシン酸が多く含まれています。
香り高く、
味噌汁
煮物
だし巻き卵
など、日本人が最も親しんでいるだしです。
煮干しだし
煮干しにはイノシン酸に加え、
魚介独特のコクがあります。
地方によっては味噌汁の定番。
ラーメン店でも多く利用されています。
あごだし
飛魚から取るだし。
近年人気が高まり、
上品な甘みと香り
が特徴です。
おでんやうどんにもよく使われています。
干ししいたけだし
干ししいたけには
グアニル酸
といううま味成分が豊富です。
精進料理や煮物には欠かせません。
うま味成分には3つの主役がある
日本人が「おいしい」と感じる理由は、
実は科学的にも解明されています。
和食を支える代表的なうま味成分は3種類あります。
グルタミン酸
昆布
トマト
チーズ
などに含まれる植物性うま味。
イノシン酸
かつお節
煮干し
肉
魚
などに含まれる動物性うま味。
グアニル酸
干ししいたけ
乾燥きのこ
などに含まれるうま味です。
「うま味の相乗効果」が和食をおいしくする
例えば、
・昆布とかつお節を合わせる。
・昆布と干ししいたけを合わせる。
このように複数のうま味成分を組み合わせることで、
うま味は単純な足し算ではなく、より強く感じられる「相乗効果」が生まれることが知られています。
そのため、和食では古くから
・昆布+かつお
・昆布+しいたけ
などが使われてきました。
つまり、日本人は経験的に「減塩でもおいしい料理」を昔から作っていたとも言えます。
なぜ、それでも塩を足したくなるのか?
せっかくおいしいだしを取っても、
最後に「もう少し醤油」「少し塩を足そう」となることがあります。
その理由の一つが、調味料やだしが食材全体へ十分になじんでいないことです。
肉じゃが、筑前煮、おでん、煮魚、などは、翌日の方がおいしいと言われます。
これは、時間をかけて味が食材の内部まで浸透するためです。
つまり、和食のおいしさは「うま味」と「浸透」
この2つがそろって初めて完成します。
ナノバブルが目指す新しい和食づくり
ナノバブルは非常に微細な泡であり、水中に安定して存在する特徴があります。
株式会社アルベール・インターナショナルでは、このナノバブル水を調理に活用することで、調味液が食材になじみやすい調理方法について研究を重ねてきました。
その成果として取得したのが、
特許第7687749号「塩味増強用組成物、および、食材の調理方法」です。
この技術は、「塩を増やす」のではなく、「少ない調味料でも満足感のある味わいを目指す」という新しい発想に基づいています。
和食で実感しやすい料理
ナノバブル調理は、特に「だし」を活かす和食との相性が期待されています。
例えば、
- 味噌汁:だしの風味を活かしながら味噌を控えめに。
- 茶碗蒸し:だしの香りを引き立て、やさしい味わいに。
- 炊き込みご飯:具材とだしの風味がご飯全体になじみやすい調理を目指す。
- おでん:短時間でも味がなじみやすい調理の可能性。
- 煮魚:だしと煮汁が食材へなじむことで、濃い味付けに頼りすぎない仕上がりを目指す。
こうした料理は、和食が本来持つ「だしを味わう文化」を感じやすい代表例です。
約2年間の検証で見えてきたこと
BS12『ロバート馬場ちゃんのクッキング革命』では、約2年間にわたり、ナノバブル水を活用したさまざまな和食の調理を検証してきました。
番組では、味噌汁、肉じゃが、おでん、炊き込みご飯など、日本の家庭料理をテーマに、「減塩」「時短」「おいしさ」の両立を目指した調理法を紹介してきました。
さらに、味香り戦略研究所での検証では、ナノバブル水を用いた調理について、味や香りに関する評価も行われています。
これらの知見を積み重ねながら、家庭でも再現しやすい調理方法として研究を進めてきた成果が、「料理革命ナノバブール キッチン」と調理技術特許につながっています。
日本の「だし文化」を未来へつなぐために
和食の魅力は、決して塩分の多さではありません。
素材の持つ味を引き出し、だしのうま味を活かすことこそ、日本人が育んできた食文化の本質です。
健康志向が高まる今、「減塩」は避けて通れないテーマですが、おいしさまで我慢する必要はありません。
これからは、「塩を足す」から「だしを活かす」へ。
そして、「だしを活かす」から「水の力も活かす」へ。
ナノバブル水を活用した調理は、日本のだし文化を未来へ受け継ぎながら、「減塩・時短・おいしさ」を目指す新しい和食の可能性を広げる技術として、これからも期待されています。
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