ナノバブルで溶存酸素濃度UP!農業の最適化!Part2

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2023年05月25日

ナノバブルが溶存酸素濃度を上げる!?
ナノバブルで溶存酸素濃度UP!農業の最適化!Part2


5月9日
愛知県新城市のトマト農家さん(西川ファーム)に伺ってきました。
西川ファームさんでは弊社の開発したナノバブル発生器を使い、今まで培ってきた栽培方法、
ノウハウを活かし、ナノバブル水を上手く活用し、収穫量と品質を上げている農家さんです。



「弊社のナノバブル発生器は2023年3月27日特許技術として認められました。
特許第7251748号(微小気泡発生システムおよび微小気泡発生キット)」

こんな感じ・・・の発生器が灌水用の3トンのタンクの中で活躍しています。



今回の目的は使用されている水の溶存酸素濃度計測とトマトの糖度を計測することです。
西川ファームさんは河川の水を引き込み使用されていますが、
今まで一度も溶存酸素濃度には触れてきませんでした。

以前のブログで愛媛の苺農家さん(福山苺農園、はしもと苺園)でも触れましたが、
溶存酸素濃度とは水中にどれだけ酸素が溶け込んでいるかという事です。
水道水はほぼ飽和状態とも言われますが、場所、地域によって異なるはずです。
一般的に8~10mg/Lあればほぼ飽和状態のようですが、気候、温度、気圧によって変化するようです。
水温が低い方が溶存酸素濃度は高くなり、水温が高くなると下がるようです。
簡単に言うと冬は溶存酸素濃度が上がり、夏は下がるという事になります。
農業にとって使用する水の溶存酸素濃度はとても重要で有ると考えます。
また、弊社が開発したナノバブル発生器を使っていれば、溶存酸素濃度は上がります。

<水道水の計測>
水道水からナノバブル発生器をワンパスで通過した水を計測した物が下記となります。

  
   <水道水の溶存酸素濃度>      <ナノバブル発生器から出た水の溶存酸素濃度>

水道水の溶存酸素濃度が8.8mg/Lでナノバブル発生器から出た水が10.0mg/L
ワンパスでナノバブル発生器から出た水の方が1.2mg/Lの溶存酸素濃度が増えています。

<西川ファームさんで使用されている河川の水>
西川ファームさんは河川の水を利用してトマトを栽培されています。
河川の水を計測するのは今回が初めてとなります。
<溶存酸素濃度の計測>
今回はナノバブル発生装置を通過する前の河川の水と、通過後3tのタンクの中で
15分ほど循環させた水で比較計測しました。

  

河川の水は想像以上に溶存酸素濃度は高く8.4mg/Lでした。
水道水と変わりません。
ナノバブル発生装置でタンクの中で15分ほど循環させると10.7mg/L
2.3mg/Lの溶存酸素濃度が上昇しています。
前述通り、ナノバブル発生器を使えば溶存酸素濃度は上昇しています。

<トマトの糖度計測>
愛媛の苺農家さんからの報告で、ナノバブル水を灌水する事で糖度がUPしていると報告を受けています。
トマト農家さんはどうなのか?

  

2個のトマトを計測してみました。10.1度と11.0度
一般的なトマトの糖度は4~7度程度と言われています。
西川ファームさんでは8.5度を目標に今まで栽培されてきました。
収穫量は減るが、収穫前に水を切り糖度を上げる努力をされてきたそうです。
ですが、ナノバブル水を使うことで自然と糖度が上がったそうです。
収穫前の水切りも行っていないそうです。
愛媛の苺農家さん同様に糖度がUPしています。
食べてみるとフルーツ感覚がするとても濃厚な美味しいトマトに変身しています。
<まとめ>
今回の西川ファームさんの事例、愛媛の苺農家さんの事例をみると、
ナノバブル水は農業に良い影響を与えていると感じました。
① ナノバブルは水の溶存酸素濃度を上げる。
② ナノバブルは苺やトマトの糖度を上げる。

100%ナノバブル水だけの力でこうなったかと言えばそれは言い過ぎかもしれません。
ですが農家さん達の栽培ノウハウにナノバブルを上手く活用すれば良い環境が生まれ、
収穫が増え、苺やトマトの糖度が上がるということではないでしょうか。

弊社として、今後も引続き農家さん達を支援していきたいと思っています。