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宮古島の新名物グルメ!ロバート馬場さんのお店「宮古冷麺」のおいしさの秘密はナノバブルにあった!
2025.5.9
もっとしりたい

お笑いトリオ・ロバートのメンバーである馬場裕之(ばばひろゆき)さんは、料理好きとしても有名で、料理本の出版をはじめ、料理番組やYouTubeなどで、オリジナルレシピを発表しています。
そんなロバート馬場さんが宮古島でオープンした「宮古冷麺」が、今!宮古島の新名物グルメとして話題を集めています。今回の「もっと知りたいナノバブル」では、宮古冷麺のおいしさの秘密を探りに宮古島へと旅立ちました。
「宮古冷麺」誕生秘話!
「宮古冷麺」は、パイナガマビーチ沿いにある「パイナガマビーチクラブ」の中にあります。宮古空港より車で約20分、早速「宮古冷麺」を訪ねました。
ロバート馬場さんは、もともと宮古島が好きで、よく訪れていたそうです。何度も宮古島を訪れるうちに「お店を開きたい」という思いが強くなっていきました。「宮古冷麺」は、ロバート馬場さんの後輩で、NSC東京20期の藤城翔威(ふじしろしょうい)さんが店長とし、お店を切り盛りしています。「当時、馬場さんの後輩でまだ芸人をやっていた僕に、『一緒にお店をやらないか?』と声をかけてくれたのがきっかけです」と藤城さん。
宮古島の魅力を、この一皿に
「大好きな宮古島の魅力を、この一皿に表現したい」という思いを込めて、宮古冷麺には、海ぶどうや伊良部島の特産であるなまり節など、宮古島の食材をふんだんに使っています。なまり節はシークワーサーとマヨネーズで和えて、海ぶどうの下に隠すように盛りつけています。「宮古そばには、昔から“高級な食材をあまり目立たせないよう、麺の下に具を隠す文化”があり、宮古冷麺でも海ぶどうの下になまり節を隠しています」と藤城さん。宮古島の自然や暮らす人々、歴史や伝統へのリスペクトを感じさせてくれます。
宮古島の麺といえば「宮古そば」が有名です。豚骨や鶏ガラ、鰹節、昆布などを煮込んだ出汁、具は三枚肉(豚バラ肉)や宮古かまぼこ、麺は小麦のストレート平麺。あっさりとしながら、コクもあるスープが特徴です。
「宮古冷麺は、北海道産の昆布と干し椎茸(どんこ)、鰹節とさば節の出汁に、オリジナルブレンドの醤油、みりんなどを使用。一般的な冷麺のスープとは違い、和食をベースにしています。麺も米粉を使ったグルテンフリーの自家製麺です」と、宮古冷麺と宮古そばの違いを教えてくれた藤城さん。
宮古冷麺のおいしさの秘密は、ナノバブルにあり!
宮古冷麺には、宮古島の食材や出汁へのこだわりだけでなく、ナノバブル水を使うことで、さらなる旨味を引き出すことに成功しています。サンゴ礁が隆起してできた宮古島には川がありません。そのため生活用水は、「ガー」と呼ばれる井戸の地下水を利用していました。宮古島の水は、地上に降った雨がサンゴ礁由来の琉球石灰層をゆっくり通ることで、日本では珍しい硬水となります。

大和井(やまとがー):首里王府や薩摩藩から派遣された役人専用

ぶとら井(ぶとぅらがー):庶民用
実は、宮古島の水は硬水のため、和食にはあまり向いていません。しかし、近年の研究では、ナノバブル(ウルトラファインバブル)は硬水を軟化できることがわかってきました。つまり、調理にナノバブル水を使うことで、和食の出汁の旨味を引き出すことができるのです。
さらに、料理人でもある藤城さんは、ナノバブル(ウルトラファインバブル)の効果について話します。「宮古冷麺のスープは、昆布や干し椎茸を水に1日浸けて出汁を取るのですが、ナノバブル水に変えてからは、旨味がグンと出るようになりました。現在は、製麺の水や茹で上げた麺の仕上げにも、ナノバブル水を使用しています」
飲食店を経営する上で、原価率の考慮は必須です。高価な昆布や干し椎茸の旨味をより引き出すことで、使用量を減らすことができます。「よりおいしいものを、できるだけリーズナブルに提供したい。ナノバブルは飲食店経営にも役立っています」と藤城さん。ナノバブル(ウルトラファインバブル)水は、昆布や干し椎茸などの旨味を引き出す効果が認められています。これは、食品ロスを減らすことで「SDGs目標12 つくる責任 つかう責任」に通じています。ナノバブルは、豊かな自然に恵まれた宮古島の食文化にも大きく貢献しそうです。


麺の仕上げにもナノバブル水
潮の香りを奏でる、さわやかな冷麺。

ゆったりと海を楽しめるお洒落な店内
カフェのようなお洒落な店内からは、パイナガマビーチが見えます。カウンター席もあり、一人で訪れてもゆっくりと食事が楽しめそう。外にもテラス席があり、晴れた日に、宮古島の島風を楽しむことができます。
宮古冷麺をいただきます。真っ白な米麺に和風出汁のスープ、たっぷりの海ぶどうが彩りを添えます。まずはスープを一口、フワッと広がる“潮の香り”に驚かされます。ストレートの米麺はツルツル、もっちりとしながら、プツリと切れる歯応えが楽しい。旨味と潮の香りがたっぷり、さわやかな余韻を残すスープと麺は、海ぶどうと一緒に食べると、海ぶどうのプチプチ食感と塩気で、さらに味わいが変化します。
海ぶどうの下には、なまり節で作ったもう一つの具。一口食べると、かつおの旨味と、さわやかなシークワーサーの香り。「麺とスープ」→「麺とスープ、海ぶとう」→「麺とスープと海ぶとう、なまり節」食べ進めるごとに、変化していく味わいのハーモニー。南の島の緑、真っ白な砂浜、そして透き通った青さ「ミヤコブルー」の海、この一皿に宮古島の魅力が表現されています。

白い麺が砂浜、海ぶどうが南国の緑、透き通るスープはミヤコブルー、宮古島の美しさを表現。
「宮古冷麺の味は、オープン当日の朝までロバート馬場さんが試行錯誤していました。その後も改良を重ねた自慢の冷麺です」と藤城さん。
宮古そばにこだわりを持つ地元の方にも、いまでは、常連客がいるそうです。人気の宮古冷麺ですが、新メニューの開発にもチャンレジ。「毎年、冬季と夏季限定でメニューを出しています。冬季限定のベトナムのフォーは、自慢の米麺を使った温かい麺は、地元の方に大好評です」と藤城さん。
宮古島に新しい名物の誕生を予感させる、感動の一皿でした。

店長の藤城翔威さん

パイナガマビーチ
(取材:ミスミ アド プランニング)
宮古冷麺(みやこれいめん)
■住所:沖縄県宮古島市平良字下里338-8
■営業時間:11時 〜 15時(予約不可)
■休み:木曜日
■駐車場:無
※営業時間・定休日は変更となる場合があります。
公式インスタグラム
https://www.instagram.com/miyakoreimen/
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