マイクロバブル・ナノバブル技術とは!29

もっと知りたいナノバブル

2022年01月04日

マイクロバブル・ナノバブル技術とは!29

2017年、ペット洗浄で特許申請している企業が1社あります。
友人の獣医師に聞いてみたのですが、その後、5?6社の企業からペット洗浄装置の案内があったとのことでした。
最近では、オゾン・ペット洗浄装置が発売され、アトピーの治療に有効ではないかと、早速導入したそうですが、
洗浄効果も数段向上しているとのことでした。
また、動物病院向けだけではなく、ペットショップやトリマーの方にも需要があるようです。
マイクロバブル洗浄の効果としては、弊社の「ナノバブール」と同様でしょうが、いろいろ聞いていくと、
今後の商品開発に繋がるヒントがいくつかありました。

この獣医師いわく、これなでは従来どおり、シャンプーで体毛をゴシゴシ泡だて洗い、
濯ぎ用のお湯としてマイクロ・ナノバブル・シャワーをしていたそうですが、
シャンプーを少量加えたお湯自体をマイクロ・ナノバブル化して湯船に溜め、
その中で体を洗うという方法に切り替えたのだそうです。
そうすることで、シャンプーの原液の使用量を大幅に減らすことができ、
なおかつ洗浄効果もアップするとのことでした。
これまでどおりの量を入れると、とんでもない泡が発生し、床が泡だらけになったそうです。
マイクロ・ナノバブル技術とは、強力な気液混合技術ですから、大量の大きな泡を作らなくても、
微小な泡がたくさんできるので、界面の面積が増え、洗浄効果がアップするのは至極当然のことです。
無駄な泡を作らないことが洗浄力のアップに繋がるというのは、目から鱗です。
もうひとつ、ヒントがありました。「ナノバブール」は、水道の吐出圧力でナノバブルを作ります。
ナノバブル水(湯)を汚れ面に当てることにより、中に含まれるナノ粒子(ナノバブル)が、
小さな溝(皮膚の襞や毛穴)に付着している汚れをこそげ落とすというのが、洗浄力を発揮する仕組みです。
ただ、洗剤成分で構成される界面ではなく、「ナノバブール」で作るナノバブルは、マイナスイオン(OH?)
]で構成されるバブルですが、プラスに帯電してる汚れに対して、同様の吸着・剥離効果を持っています。
そうすると、ナノバブル水(湯)の洗浄力をアップさせるには、より多くの荷電粒子を発生させることで
達成できるのでないかという考えが浮かびます。
水をナノバブル化するとオキソニウムイオン(H3O+)と水酸化物イオン(OH?)が大量に液中に発生します。
これは、混相流が発生すると静電気が発生しますので、一種の電気分解が行われているのかな?
だから、どうすれば良いかというアイデアは浮かんでこないのですが、なにか手立てはありそうな感じです。
新たな発見がありましたら報告したいと思います。