マイクロバブル・ナノバブル技術とは!25

もっと知りたいナノバブル

2021年11月19日

マイクロバブル・ナノバブル技術とは!25

今回は「エコキュート泡風呂」を取り上げます。
エコキュートとは、「エコ」と「給湯」の造語だそうです。
システムはヒートポンプ技術を利用し、空気の熱で湯を沸かすことができる電気給湯機のうち、
冷媒としてフロンではなく二酸化炭素を使用しています。
このお湯をお風呂に導くときにマイクロバブル化して、白濁させています。

大手3社のマイクロバブル技術に絞って、その特長を見ていきます。
まずは、三菱電機の「ホットあわー」。
https://www.mitsubishielectric.co.jp/home/ecocute/function/hot-awa.html
「ボタンを押すだけで約0.01ミリのごく微細な泡が発生し、全身を心地よく包み込んでくれます」。
0.01ミリとは、10マイクロです。
当初は、配管の洗浄機能に注目して、マイクロバブル技術を採用したようですが、
その後、入浴機能を促進する「ホットあわー」を2012年に発売しています。
技術的には、浴槽アダプタに設けた旋回流ノズルが浴水循環時に空気を自吸し、
マイクロバブルを発生させるというものです。
浴槽に発生したマイクロバブルが入浴者の肌に付着し、入浴者の快適性を向上させ、
入浴による保湿作用を促進するそうで、さら湯と比較すると、1.5倍以上の肌水分量が増加するのだそうです。
また、温浴効果は、これもさら湯と比較して、血流量が30%増加するとの検証結果を報告しています.
https://www.giho.mitsubishielectric.co.jp/giho/pdf/2013/1309109.pdf
粒径は10マイクロと微細ですが、濃度(個数)が600個/mlと少ないために、白濁はしませんが、
入浴剤を使い、湯面にできる泡をきめ細かくしています。

次はPanasonicの「酸素美泡湯」です。
https://sumai.panasonic.jp/bathroom/feature/detail.php?id=sanso
「酸素を含んだミクロの泡でお肌もキレイに。ぬるめのお湯でもぽっかぽかつづく」。
酸素を含んだとありますが、空気中の20%弱の酸素を加圧し、微細気泡内の酸素濃度を25%まで挙げているそうです。
このお湯は白濁します。
技術的には、吸水口から浴槽内の湯を吸い込み、空気吸入口から空気を自吸させます。
その後、吸い込んだ湯と空気をポンプで加圧し、攪拌して空気を湯に溶かし込みます。
そして、このお湯を噴射口から噴出し、圧力を一気に下げ、溶けていた空気が微細気泡となり、湯が白濁します。
微細な気泡が多く発生し、光が乱反射して白く見えます。
加圧溶解を採用しているところなど、結構、工夫のあとがうかがえます。
マイクロバブル発生方法は、ベンチュリー式のようです。
(この項つづく)