マイクロバブル・ナノバブル技術とは!21
もっと知りたいナノバブル
2021年10月25日
これまでも何度か溶存濃度について取り上げてきましたが、水の分子が温度由来で保持できる気体の濃度は、
ヘンリーの法則で明らかにされています。
それでは、なぜヘンリーの法則を無視して、ナノバブル化した水からは気体がゆっくりとしか気化して
いかないのでしょうか。
恐らく、水分子以外に、気体を保持している「何らかの存在」が、ナノバブル化した水にはあるからでしょう。
考えられる候補としては、荷電粒子ではないかと思っています。
この発想は、水素ナノバブルの濃度変化を調べていた時、還元電位と溶存濃度に相関関係があることを
観察できたことから浮かびました。
水素水は、アルミパウチで保存するようです。4重のアルミパウチなら、溶存水量がどれほどの値になるのか
興味がありますが、また実験してみたいと思っています。
また、同じ装置で酸素水を作ってみました。45ppmの過飽和の水になり、酸化還元電位は760mVほどでしたが
、ペットボトルに容れ、冷蔵庫で保管し、9日目に濃度を測ったとこと、38ppmを保持していました。
残念ながら、酸化還元電位は測っていません。
水素で行った検証を、酸素でもいつかやってみようと思いますが、水素のように速やかに水から気化していきませんので、
長期間の測定になってしまいます。
ただ、時間を捻出して、一度実験する必要があると感じております。