ナノバブルとマイクロバブルの違いは何なのか?

もっと知りたいナノバブル

2019年04月19日

ナノバブル(ウルトラファインバブルとも言う)とマイクロバブル(ファインバブルとも言う)
の違いとは何なのか? 
結構、昔からマイクロバブル風呂とかシャワーが販売されていたので,多くの方がマイクロバブルをご存知
であるかと思います。
しかし最近になってナノバブル、マイクロナノバブル、ウルトラファインバブルという言葉が出てきました。
これはいったい何なのか?と思う方が沢山いると思います。
弊社で約2万人にアンケート調査を行いましたが、知っている人は15%程度でした。
調査結果からもナノバブルはまだあまり知られていない泡ということになります。
ここではナノバブルの存在を沢山の人に知って頂きたいことと、人々の生活に役立つ
良いものであることを知って頂きたいと思います。
ナノバブルとマイクロバブルがどのように違うのか簡単に説明していこうと思います。

ナノバブルとマイクロバブルの違い!

まず、呼び方の違いですがナノバブルのことはウルトラファインバブルとも言います。
また、マイクロバブルのことはファインバブルとも言います。
(ウルトラファインバブルとファインバブルは一般社団法人ファインバブル産業会が
名付けられたものです。)
ウルトラ=超 
ファイン=細かい、微細
バブル=泡 
よって「超微細な泡」となります。

ここではナノバブルとマイクロバブルの言葉を使って説明させていただきます。

泡の大きさの違い、定義とは・・・

まずは泡の大きさと定義について説明させていただきます。
簡単にはナノバブルはナノサイズ(nm)、マイクロバブルはマイクロ、ミクロンサイズ(μm)
となりますが決められたその定義がございます。

①マイクロバブル:直径約1?100μm
 マイクロバブルは水中で白濁する⇒泡が見える
②ナノバブル:直径約1μm以下
 ナノバブルは水中で透明⇒泡が見えない
泡の大きさの定義としては以上です。
また、泡のサイズが違うこということだけでその性質と特長に違いがございます。
・一般市場で販売されているマイクロバブル製品の泡のサイズは10?80μm(マイクロメーター)
・一般市場で販売されているナノバブル製品の泡のサイズは100?500nm(ナノメーター)
*ナノバブルの大きさはマイクロバブルの約1/100の大きさということになります。


・マイクロバブルは白濁して目で確認できますが、しばらくすると水中で消滅して無くなります。
・ナノバブルはその大きさゆえに目で確認できないが、浮力を持たず、水中で消滅することなく
 留まり続けることができる。
*大きな違いはマイクロバブルはいずれ消滅するが、ナノバブルは水中に留まり続ける力を持っている
 という事です。

ナノバブルとマイクロバブルは何に効果があるのか?その特徴は・・・

基本的にナノバブルとマイクロバブルの効果、特徴は同じであると考えられます。
どちらの泡もマイナス電荷を帯びているため、汚れ、異物などプラス電荷を帯びたものに
吸着しそれらを剥がす力を持っています。
効果としては同じであると考えますが、マイクロバブルの場合は消滅してしまうので、常に
循環し発生し続けないと効果が得られないという事になります。
ナノバブルの場合は水中に留まり続けるため、常に循環し、発生させる必要が無く効果を得られる,
ことになります。
例えば・・・
マイクロバブルを浴槽に発生させ白濁したお風呂に入ると、皮脂汚れや、毛穴の汚れ落とし、消臭の効果を
得られますが、入浴中常に循環し発生させていないと無色透明の水に戻り効果を得られません。
ナノバブルであれば浴槽にナノバブル水を入れさえすれば,循環する必要もなく同じ以上の効果が得られます。
効果を得るにも泡の消滅する、消滅しないが大きく左右することになります。

下記の図は大きさの比較を表したものです。



上記では入浴を例にあげて説明させていただきましたが、この表を参考にしながら
洗濯を例にあげて説明させていただきます。
ナノバブル水で洗濯をした場合、泡のサイズが1μm以下なので上記表にある絹等の繊維の隙間である
15μmという非常に細かい隙間にも入り込み洗浄力、消臭力UPの効果を得ることができます。
しかしマイクロバブルでの洗濯であれば15μm以下のマイクロバブルでないとその繊維の隙間に入る
ことができずその効果は大きく期待できません。
また、洗濯機の中では水を循環し常にマイクロバブルを発生させることができない為、効果は限定的と
なります。
ナノバブルであれば循環させる必要もなく水を入れるだけでその効果が得られるという事になります。

ナノバブルとマイクロバブルの違いは・・・
①泡の大きさ、細かさの違い
②水中で消滅するか、しないかの違い
最終的に大きな違いは泡の細かさと水中で消滅するか、しないかで効果が大きく変わるという事です。
上述しましたがマイクロバブルは水中で消滅するため常に発生させなければなりません。
ナノバブルは消滅しない為、常に発せさせる必要がなく効果を得られるということになります。