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料理の味は「水」でどこまで変わる?水道水・浄水・ナノバブル水を考える
2026.10.20
くらし快適

料理の味は「水」でどこまで変わる?水道水・浄水・ナノバブル水を考える
・毎日作っている味噌汁。
・いつものお米。
・いつもの煮物。
同じ食材、同じ調味料、同じレシピで作っているのに、「今日はいつもよりおいしい」
と感じたことはありませんか?
料理のおいしさを左右するものといえば、多くの人が最初に思い浮かべるのは「食材」でしょう。
次に調味料、火加減、調理器具、調理時間。
ところが、家庭料理では毎日のように使っているにもかかわらず、意外と見落とされているものがあります。
それが、「水」です。
ご飯を炊く、だしを取る、味噌汁を作る、野菜を茹でる、煮物を作る、麺を茹でる。
水は、家庭料理のさまざまな場面に登場します。
では、料理に使う水が変わると、料理の味も変わるのでしょうか。
今回は、身近な「水道水」「浄水」「ナノバブル水」という3つの水について、それぞれの違いと料理との関係を考えてみます。
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料理にとって「水」は立派な材料

味噌汁を一杯作るとき、何を材料として考えるでしょうか。
味噌、豆腐、わかめ、ねぎ、だし
しかし、最も多く使っているものは「水」です。
炊飯も同じです。
お米だけでご飯は炊けません。
お米が水を吸収し、その水を利用しながら加熱されることで、私たちが普段食べているご飯になります。
煮物では、水にだしやしょうゆ、みりん、砂糖などを加えて煮汁を作り、その煮汁と食材をなじませます。
つまり水は、「料理に使うもの」ではなく、「料理を構成する材料の一つ」と考えることができます。
そう考えると、「どんな水を使うか」に注目することは決して不思議ではありません。
まず知っておきたい「水道水」
日本の家庭で最も身近な水が水道水です。
蛇口をひねればすぐに使うことができ、飲用や料理など日常生活を支える重要な存在です。
日本の水道水は、水道法に基づく水質基準に適合するよう管理されています。
そして水道水には、給水栓まで衛生的な状態を保つため、塩素による消毒が行われています。
この仕組みによって、家庭まで安全な水を届けることが可能になっています。
一方で、地域や水源、季節、建物の給水設備などによって、水の味やにおいの感じ方に違いが出ることがあります。
特に料理では、水そのものを大量に使用するため、水の特徴が仕上がりに関係する場合があります。
水道水でも十分料理はできる
ここで誤解してはいけないのが、
「水道水では、おいしい料理が作れない」ということではありません。
もちろん、水道水で毎日おいしい料理を作ることはできます。
日本の家庭料理は長年、水道水とともに発展してきました。
重要なのは、「水道水が悪い、水道水以外が良い」という単純な話にしないことです。
水道水、浄水、ナノバブル水には、それぞれ異なる役割があります。
その違いを理解することが、料理と水の関係を考える第一歩です。
では「浄水」とは何?
浄水器を使用している家庭も多いのではないでしょうか。
浄水とは一般的に、水道水をフィルターなどに通すことで、使用する浄水器の性能に応じて残留塩素や特定の物質などを低減した水です。
ここで重要なのは、浄水器によって除去・低減できる物質は異なるということです。
活性炭、ろ過膜など、使用されているろ材や構造によって性能は変わります。
そのため、「浄水」と一言で言っても、すべて同じ水になるわけではありません。
料理に使用する場合は、使用している浄水器の性能や取扱説明書を確認することが大切です。
浄水を料理に使う意味
浄水を料理に使用する大きな目的の一つは、水道水に含まれる残留塩素などを低減し、水の風味を整えることです。
例えば、
- 水をそのまま飲む
- コーヒーやお茶を淹れる
- ご飯を炊く
- だしを取る
- スープを作る
など、水そのものの使用量が多い場面では、水の風味の違いを意識する人もいます。
特に、だしやお茶のように繊細な香りや風味を楽しむものでは、「水にもこだわりたい」と考えるのは自然なことです。
では、「浄水にすればナノバブル水になるのか?」というと、そうではありません。
ここが非常に重要です。
「浄水」と「ナノバブル水」は目的が違う
浄水とナノバブル水は、混同されることがあります。
しかし、基本的には別の技術です。
浄水は、水に含まれる特定の物質を、ろ過などによって低減することを目的とします。
一方、ナノバブル水は、非常に微細な気泡を水中に発生・分散させた水です。
つまり、浄水=水から特定の物質を減らす技術
ナノバブル=水に非常に小さな気泡を存在させる技術
という違いがあります。
そのため、ナノバブル発生器を取り付けたからといって、それだけで水道水の残留塩素などが除去されるわけではありません。
逆に、一般的な浄水器を通しただけでナノバブルが発生するわけでもありません。
この二つは、役割が違うのです。
そもそも「ナノバブル」とは?
ナノバブルは「ウルトラファインバブル」とも呼ばれる、非常に微細な気泡です。
ウルトラファインバブルは、直径1マイクロメートル未満の気泡として定義されています。
1マイクロメートルは1ミリメートルの1000分の1。
非常に小さいため、一つひとつを肉眼で見ることはできません。
株式会社アルベール・インターナショナルでは、この微細な泡を含む水の特性に着目し、洗濯、シャワー、散水だけでなく、料理への活用についても研究を続けてきました。
それが、「ナノバブル調理」です。
ナノバブル水は料理で何を目指しているの?
ナノバブル調理で重要なのは、「水がおいしくなるから料理がおいしくなる」という単純な考え方ではありません。
私たちが注目しているのは、水と食材、だし、調味料との関係です。
例えば煮物。水にしょうゆ、みりん、砂糖、だしなどを加え、食材を煮込みます。
このとき重要なのは、煮汁そのものの濃さだけではありません。
食材と煮汁がどれだけなじんでいるかも料理の仕上がりに関係します。
そこでナノバブルを含んだ水を使い、水や調味液を食材へより効率よくなじませることができないか
という視点から研究を行っています。
水道水・浄水・ナノバブル水を整理すると?
ここまでの違いを簡単に整理してみましょう。
水道水
日本の水質基準に基づいて管理され、家庭まで供給されている最も身近な水。
料理にもそのまま使用できます。
浄水
水道水を浄水器などに通し、機器の性能に応じて残留塩素や特定の物質などを低減した水。
水そのものの風味を整えたい場合などに利用されています。
ナノバブル水
直径1マイクロメートル未満の非常に微細な気泡を含む水。
株式会社アルベール・インターナショナルでは、食材と水、だし、調味液の関係に着目し、料理への応用を研究しています。
つまり、
水道水=家庭へ安全な水を届ける仕組み
浄水=水に含まれる特定の物質を低減する考え方
ナノバブル水=微細な気泡を水に加えて活用する考え方
と整理すると分かりやすいでしょう。
「どの水が一番おいしい?」ではなく「何を目的に使うか」
水について比較すると、「結局、どれが一番いいの?」と思うかもしれません。
しかし、目的が異なるものを単純に順位付けすることはできません。
水道水には、水道水としての役割があります。
浄水には、浄水としての目的があります。
ナノバブル水には、ナノバブル水としての特徴があります。
重要なのは、「何を目的に、その水を使うのか」です。
例えば、水そのものの風味が気になるのであれば、浄水という選択肢があります。
一方、「食材とだしや調味液の関係をもっと工夫したい」
というのであれば、ナノバブル調理という新しい考え方があります。
ご飯では「水」が大きな役割を持つ
水の重要性が分かりやすい料理の一つが、炊飯です。
お米は炊飯時に水を吸収します。
つまり、ご飯を炊くときの水は、最終的にご飯そのものを構成する重要な要素になります。
同じお米でも、洗米方法、浸水時間、水加減、炊飯方法、蒸らし時間。
などによって炊き上がりは変わります。
その中に、「どんな水を使うか」という視点を加えてみる。
株式会社アルベール・インターナショナルでは、炊飯についてもナノバブル水を利用した調理の可能性を検証してきました。
水を変えることは、お米そのものを変えることではありません。
同じ食材を、どう生かすか。
そこに水の役割があります。
だし料理だからこそ「水」を考える
日本料理では、特に水が重要です。
昆布だし、かつおだし、煮干しだし、椎茸だし。
これらはすべて、食材のうま味や香りを水へ移して利用する調理方法です。
味噌汁も、うどんも、おでんも、煮物も、その基本には「だし」があります。
つまり和食は、「水を使って食材のおいしさを引き出す文化」とも言えるでしょう。
だからこそ、料理に使う水について考えることは、和食のおいしさを考えることにもつながります。
水と減塩の意外な関係
水について考えることは、減塩にもつながります。
減塩というと、「塩を減らす」「しょうゆを減らす」「味噌を減らす」という方法を思い浮かべます。
しかし、単純に調味料を減らすだけでは、「薄い」「物足りない」と感じやすくなります。
そこで重要なのが、少ない調味料をどれだけ生かせるかという発想です。
だしを生かす、素材のうま味を生かす、香りを生かす、そして、食材と調味液をしっかりなじませる。
株式会社アルベール・インターナショナルでは、第三者機関である株式会社味香り戦略研究所の協力を得て、ナノバブル水を使用した肉じゃが、筑前煮、味噌汁などの比較検証を行っています。
肉じゃがでは、水道水による通常の調理条件に対して、ナノバブル水を使用し、
酒・砂糖・みりんを15%削減、しょうゆを20%削減した条件で比較。
筑前煮では、
酒・砂糖・みりんを15%削減、しょうゆを30%削減した条件で比較しています。
こうした検証から、少ない調味料でも味の感じ方を生かす可能性を研究しています。
水と「時短」の関係も考える
煮込み料理では、「味を染み込ませるために、もう少し煮る」ということがあります。
しかし、食材に必要な加熱が終わっているのであれば、その時間は主に「味をなじませるための時間」かもしれません。
もし水や調味液が食材となじみやすくなれば、味をなじませるためだけの長時間加熱を見直せる可能性があります。
これは、調理時間の短縮、ガス・電気使用時間の見直し、家事負担の軽減にもつながります。
ナノバブル調理で研究している、減塩 × 時短 × おいしい
という3つのテーマは、実はすべて「水」と深く関係しているのです。
ナノバブル調理は「水から料理を考える」という発想
料理をおいしくしたいと考えたとき、良い食材を買う、調味料を変える、高性能な炊飯器を買う、鍋を変える。
もちろん、どれも一つの方法です。
しかし、もっと身近なところにも工夫できるものがあります。
毎日、蛇口から出ている水です。
株式会社アルベール・インターナショナルでは、
「いつもの食材、いつもの調味料を、水の工夫でもっと生かせないだろうか」
という発想から、ナノバブル調理を研究してきました。
BS12『ロバート馬場ちゃんのクッキング革命』でも約2年間にわたり、さまざまな料理を通してナノバブル調理の可能性を検証。
さらに、第三者機関による評価や、
「塩味増強用組成物、および、食材の調理方法」特許第7687749号
の取得など、研究を続けています。
まとめ|料理を変える方法は「食材」と「調味料」だけではない

料理のおいしさを考えるとき、私たちはつい、「もっと良い食材を使おう」「調味料を変えてみよう」「もっと長く煮込もう」と考えます。
しかし、その前にもう一つ考えてみたいものがあります。
「その料理に、どんな水を使っていますか?」
水道水? 浄水? ナノバブル水?
それぞれには異なる役割があります。
大切なのは、どれが優れているかを単純に決めることではなく、その水に何を求めるのかを理解すること。
そしてナノバブル調理は、「水をきれいにする」という浄水とは違う視点から、
「水を料理にどう生かすか」を考える新しい調理方法です。
ご飯を炊く、だしを取る、味噌汁を作る、煮物を作る。
毎日の料理に必ずと言っていいほど登場する「水」。
あまりにも身近だからこそ、これまで意識してこなかったのかもしれません。
料理の味を変えるヒントは、高価な食材や特別な調味料だけではなく、毎日使っている「水」の中にもある。
水から料理を考えてみる。
そこから、家庭料理の新しい可能性が広がっていくのではないでしょうか。
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