マイクロバブル・ナノバブル技術とは!18

マイクロバブル・ナノバブル技術とは!18

今回は、工業分野でのマイクロバブル・ナノバブル技術の応用として
西日本高速道路㈱のトイレ洗浄を取り上げたいと思います。
2012年のプレスリリースによると、NEXCO西日本は、ナノバブル関連の会社
(株)Ligaricを設立したと発表しています( 平成24年3月28日)。
内容は、ナノバブル(ナノサイズの微細気泡)技術を活用した会社を設立し、
トイレ清掃など道路事業における活用から、農業など多様な分野への適用拡大を図り、
広く社会に貢献していくというものです。
http://www.ligaric.co.jp/
ただ、今年の7月、リーガレックは解散し、西日本高速道路エンジニアリング関西株式会社の
ファインバブル事業推進本部として、ウルトラファインバブル部門の業務をおこなっていくとのことです。

高速道路の休憩施設のトイレは、24時間365日、常にオープンしていなければなりません。
ところが、これまでの清掃方法では、大量の水を床面に散布して清掃していたため、
デッキブラシで洗浄して水を取り除くまで、トイレの利用は制限されていました。
皆さんも、「トイレ清掃中」と表示されたパネルをご覧になっているでしょう。
この水をナノバブル水に変更すると、床面を湿らせる程度に散布し、
モップで拭き取るだけで従来と同等の洗浄効果が得られます。
この清掃法であれば、時間を大幅に短縮でき、床面の乾燥も早いため、
利用者への影響を最小限に抑えることができます。
また、ナノバブル洗浄のメリットとして、トイレの清潔さを短時間の清掃で維持できるので、
清掃スタッフの作業が楽になり、スタッフの満足度も高まります。
そして、洗浄水の使用量がおよそ100分の1に減りますので経済的ですし、
洗剤を使用しなので環境にやさしい取組みと言えるでしょう。
加えて、便器に尿石が付着することも防げるそうです。
http://innoplex.org/images/bc232ec4baa91991fc900392832e5e3a.pdf
ではなぜ、この清掃方法が全国に広がっていないのでしょうか。
相変わらず、駅構内のトイレでは、床に水を撒き、モップでブラッシングする方法が採られています。
ナノバブル清掃は、あまり普及していないようです。その原因として考えられるのは、
手間が掛るということなのでしょうか。
ナノバブル水を作り(20L生成できる小型のジェネレーターが各トイレに設置されているそうです)、
それを噴霧器に注入し、床に散布する。その後、モップで拭き取る。確かに、ちょっと手間ですね。
いま、一軒家丸ごと、そこで使用する水をナノバブル化してしまうという取り組みがあるようです。
マンションなら、給水塔に貯まっている水をナノバブル化してしまうと、
配管に付着するバイオフィルムも除去できますし、ナノバブル風呂、ナノバブルトイレ、
ナノバブル皿洗いなど、すべてが可能となります。
そのような時代が、到来するのかもしれません。