マイクロバブル・ナノバブル技術とは!8

マイクロバブル・ナノバブル技術とは!8

数回にわたり、ナノバブルと癌について書いてきましたが、ナノバブルの医療への応用は、
まだまだあるようです。たとえば、「水素ナノバブル浴」というのがあります。
私どもは、水道水に含まれる気体と、水道の水圧でナノバブルを発生させますが、
純粋な水素や酸素などを使いバブルを発生させ、そのガスの特性で何らかの効果を
生みだそうといった取組みも多く見受けられます。
ただ、液体に溶け込んでいる気体は、大気圧下で開放すると、すぐに気化し、
通常の飽和値に戻ってしまいます。そこで、液体中に気体を多く保持するために(過飽和)、
ナノバブルの中に気体を閉じ込めようとされているのでしょう。
「水素ナノバブル浴」で検索しました。
いくつかヒットしましたので、じっくりと読んでみました。
まず、疑問に感じたのは、お湯の中の水素濃度を明記されていないことです。
これでは、美容に良いとか、保温力があるといった「水素ナノバブル浴」の効果を評価できません。
水素の過飽和値は、確か1.6ppm辺りだと記憶していますが、もっとも軽い気体である水素は、
あっという間に気化してしまいますので、水素水というのは疑似科学であると認識していました。
https://gijika.com/rate/le_active_hydrogen_water.html

ところが、あるナノバブル・ジェネレーターで発生させた水素ナノバブル水の水素濃度を測定した結果、
一旦1.6ppmの過飽和にした後、24時間放置(大気圧下で開放)した水素ナノバブル水の濃度は、
0.9ppmを示したのです。
水道水の水素濃度は0.0ppmです。
当然、この水素ナノバブル水も0.0ppmになると予想していました。
*恐らく、ナノバブル内の水素は測定値に反映されませんので、ナノバブルを発生させた「水溶液」が、
水素を保持する「何らかの結合力」をもったとしか理解できません。同時に酸化還元電位も測ったところ、
ナノバブル発生時の値は-630ほどでした。電荷粒子の濃度が関係しているのでしょうか。
いつか、その謎を解明したいと思っています。

「水素ナノバブル浴」に話を戻しますが、理解を深めるために水素医療について調べてみました。
まず、マスコミでも何度か紹介されている分子状水素科学研究所があります。
https://hydrogenscienc.com/
「日本医科大学の太田成男教授らが 2007 年に 『Nature Medicine』誌に発表した論文から
我が国の水素医学が本格的化しました。
これまで分子状水素は、哺乳類細胞では何ら作用がないというのが常識でしたので、
従来の常識を覆す発見として注目されました。
この論文では、分子状水素が生体内の酸化ストレスを軽減することが証明され、
脳梗塞のラットに 水素ガスを吸入させるだけで、著しい効果を示すことが報告されました」。

他にも、水素ガス治療開発センター、国際水素医科学研究会、臨床水素治療研究会など、
水素を医療に応用しようとする取組みは盛んなようです。

ただ、水素を体内に取り込むメソッドとして、水素ガス吸引、水素水の飲用を推奨されていますが、
水素ナノバブル水の飲用も今後は試みられていくと思います。
マイクロ・ナノバブル技術の新たな可能性です。