マイクロバブル・ナノバブル技術とは! 6

マイクロバブル・ナノバブル技術とは!6

新型コロナに関しては、まだまだ我慢の日々が続くのでしょうが、ちょうど一年前、
第二波が始まった頃、ウイルスへの対抗策として、ナノバブルが注目されました。
まず、日刊工業新聞にこのような記事が掲載されました。
「東北大学と産業用オゾンメーカーとの間で、新型コロナウイルスの不活化技術・
装置の開発を行なうことを発表した。
東北大学のナノバブル技術と次世代型放射光での研究成果を組み合わせ、
未知のウイルスにも有効な技術開発を目指す。

また、奈良県立医科大学が、
「食塩濃度0.9%のオゾンナノバブル水と食塩濃度1.8%のオゾンナノバブル水を
新型コロナウイルスに5分間接触させると、それぞれで97.4%、99.5%、感染価が減少した」
と発表しています。

このコラムでも紹介した「一般社団法人マイクロ・ナノバブル学会」のホームページでも、
「医学領域におけるマイクロバブル・ナノバブルの大きな可能性は、
バブルに封入する気体をオゾンとした場合、感染性疾患に対して抗菌薬に対する耐性化を
伴うこと無く治療を行うことができる点であると言えます」と医学部会長が語っておられます。

これまで癌の治療に活用されるナノバブルを紹介してきましたが、どうやら日本では、
オゾンをナノバブル内に封入して、ウイルス対策、感染症対策に活用しようとする動きが
活発化しているようです。
そこで、「nanobubble  sterilization bactericidal」で検索してみました。
結果は、ほとんどヒットしませんでした。

オゾンナノバブルには、常々、疑問に思うことがあります。
ひとつは、オゾンと液体を強力な気液混合した場合、
果たしてオゾンは分解してしまわないのかというものです。
いくつかのナノバブル・ジェネレーターで作ったとされるオゾンナノバブル水は、
オゾン水のように短期間、オゾン臭がします。
これは、ナノバブル内に封入できなかったオゾンによって、オゾン水になったからだと思われます。
ですから、オゾン水と同じく、数分もすれば臭いは無くなります。
もうひとつは、ナノバブルにオゾンが封入さていたとしても、ナノバブルが壊れなければ、
オゾンは有機物と接触することができません。
また、一気に大量に壊れなければ、殺菌力を得ることができません。

一度、50nm・14億固/㏄のナノバブル発生させることができるジェネレーターで、
いくつかのガス種のナノバブル水を作り、大腸菌の懸濁液と1:9で混ぜ合わせてみました。
結果は、オゾンナノバブル水には殺菌力はありませんでした。
酸素にも、二酸化炭素にも、窒素にもありませんでした。
ただ、ナノバブール装着した洗濯機で洗うと、生乾き臭を抑えられます。
これは「モラクセラ菌」を抑えていることですから、ナノバブル水には減菌効果があるのでは?

何時の日か、ナノバブルと殺菌効果の関係が解明される日が来るでしょう。それを待ちたいと思います。