続・農業革命5

続・農業革命5

コラムの投稿が、いささか遅れてしまいました。
ナノバブルによる水耕栽培を実際に体験してみて、考えなければならないさまざまなテーマが湧き、
コラムを仕上げるための時間がかかってしまいました。

前々回は、溶存酸素の「溶存」ということに疑問を呈しましたが、なん人かの研究者に聞いて回ったところ
ほとんどの方が「これまでの理論を覆すことになるので、その考えには賛同しかねる」という回答でした。
水分子がもつ何らかの結合力(吸着力)が働いていなければ、どのような温度であれ、
水の中からすべての気体は抜けてしまうと思うのですが、専門家ではありませんので明快な理論構築には
到らず、悶々とした日々です。

ただ、いつまでも頓挫していても仕方ありませんので、水耕栽培について調べたことを纏めてみます。

英語ではHydoroponics、Soilless cultureと表記されます。
水耕栽培のメリットしては、土壌の病害からの回避、作業の省力化、収穫物が清浄、
栽培の大規模化などが挙げられていますが、反面、初期投資の大きさ、培養液管理の難しさなどにより、
なかなか普及拡大には到ってないようです。

今回、あらためて調べて驚いたことは、水耕栽培(養液栽培)の方式は50種類以上もあるのだそうです。
大雑把に分類すると、湛液水耕、NFT(Nutrient Film Technique)、固形培地耕、毛管水耕に分けられます。
この中で、ナノバブルと相性がもっとも良いと思われるのが、湛液水耕です。
ナノバブル水に、植物生育に必要な無機栄養素を液肥として混ぜた養液で生育する方式です。

まず、ナノバブルには、根に酸素を運ぶ、水の酸素濃度を長く保つという働きがあります。
また、いろいろな文献を読むと、ナノバブルには根に栄養素を運ぶ、
菌や藻類を除去するという働きがあると書かれています。

今回、トマトを育ててみて、実感したのは、やはり成長のスピードです。
こんなに早く、トマトが成長するとは思いませんでした。
遂には天井まで達してしまい、これ以上は無理と判断し、てっぺんの生長点を切りました。
それでも、枝がぐんぐん伸びて、たくさんの実を付けることになりました。

次回からは、ナノバブルについて、根への酸素供給、栄養素の運搬、菌類・藻類の
除去をテーマごとに検証していきます。