世界のナノバブル!最新情報!Part5

世界のナノバブル最新情報 Part5

昨年11月、アムステルダムで行われたAIWW(The Amsterdam International Water Week
アムステルダム国際水週間)で、ナノバブル技術が、革新的なソリューションとして、水質改善の
部門で最優秀賞を受賞しました。
受賞したLG sonicという企業は、化学薬品を使用しないで藻類の発生を抑制する超音波技術で
知られる国際的な大手メーカーです。
https://www.lgsonic.com/
日本にも、この企業の製品を扱う代理店があります。

超音波と藻類に、一体どのような関係があるのか、不思議な印象をもったのですが、ホームページの
解説を読んで得心しました。
また、その超音波技術に、ナノバブル技術を合体させた取り組みにも感心させられました。

LG sonicホームページから抜粋
『特定の超音波を使用して、藻類を最大90%除去します』
藻はその内部に、気体で満たされた「小胞」をもっています。
*小胞というよりも、液胞と呼んだ方が分かりやすいかもしれません。
どうやら藻は、この液胞を利用して水中を垂直に移動しているらしいのですが、
光合成を行なうため水面にまで浮上してきます。
ここで、超音波に接触すると、液胞が振動します。
そして、この振動によって、くっついていた液胞の膜と細胞壁が離れます。
離れると、藻の細胞は生きていけません。
ごく簡単に説明しましたが、超音波にはキャビテーション(空洞現象)という物理現象があり
、泡を消す(破壊する)力があるのです。
白濁したマイクロバブルに超音波をあてると、瞬時に透明になったりします。

さて、この超音波技術にナノバブル技術を合体させると、どのような効果があるのでしょうか。
水面でダメージを受けた(死滅した)藻は、水底に沈んでいきます。ただ、水底に酸素が無ければ、
藻の死骸は腐敗し、水質が悪くなり、新たな藻を大量に発生させる原因となります。
この死骸を処理してくれるのが微生物であり、水底には微生物の増殖のための「酸素」が必要になって
くるわけです。ナノバブルは水中を浮上しないので、水底に止まり、常に酸素を供給するための
ガス・タンクとしての役割を果たします。
今回の受賞したMPC-NanoBubbleという装置は、湖や池の溶存酸素濃度を高める理想的な問題解決策を
提供する装置とのことです。

ただ日本にも、随分前からこのような取り組みは行なわれてきたはずです。
なぜ、世界基準の技術として認められることがなかったのでしょうか。
残念でなりません。