「農業革命」ナノバブルが農業を変える!Part14

二酸化炭素ナノバブルの噴霧

光合成には、二酸化炭素が必要です。
大気中の二酸化炭素濃度は、大体400ppm(0,034%)だそうですが、これを、4,000ppmまで上
げると、劇的に、開花時期の短縮、収穫量の増加、糖度のアップが得られます。
*現在は、温室効果により、現在は405.5ppmになっているとの報告があります。

ハウスや植物工場では、二酸化炭素濃度を高めることで、収穫量の増加につなげている施設が多
くあるようです。かつては、化石燃料を使った排ガスを利用していましたが、最近ではさまざまな
装置が登場し、二酸化炭素濃度を管理しながら、作物を育成しています。
ただ、ハウスや植物工場は、ある程度の密閉空間ですから、二酸化炭素の濃縮ガスを提供することで、
濃度のアップが可能ですが、露地栽培では、まったくの開放空間ですので、このような取り組みは行
えません。今回、開発しようとしているノズルは、気体を自吸できる仕組みを考えています。
この気体を二酸化炭素にすれば、二酸化炭素ナノバブル水が作れます。
まず、気体吸入口に細いチューブを挿し込み、そのチューブのもう一方から二酸化炭素を吹き込みます。
560mlのガスボンベがあれば、かなりの量の二酸化炭素ナノバブル水を作れます。
このナノバブル水を噴霧し、葉に供給します。
ミストの大きさを100マイクロメーターほどの径にしますと、葉への吸着が高まると思われます。

いろいろ調べたところ、以下の報告を見つけました。

本年発表された高知大学農学部の研究プロジェクトです。
http://www.kochi-u.ac.jp/_files/00120968/h29_hamada.pdf”

*ウルトラファインバブルと表記されていますが、ここではナノバブルで統一します。

まず、気液混合で二酸化炭素濃度を800mlまであげた水を、ドライミスト化してハウス内に噴霧しています。
水の中に溶けた二酸化炭素は、速やかに気化しますので、報告のように、ハウス内の二酸化炭素濃度は30ppm
ほど上昇したようです。
ただ、このことと、葉面に吸着したミストの中の二酸化炭素ナノバブルとは、別々に分けて考える
必要があります。
私たちが追求したいのは、葉面のミストが徐々に乾燥し、中に含まれている二酸化炭素ナノバブルが
壊れた時に、葉面で二酸化炭素濃度が、どれほどアップするか、またその二酸化炭素を、植物が光合成に
活用できるかを解明することです。
これが実証されれば、露地物でも、高濃度二酸化炭素栽培が可能になります。

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