「農業革命」ナノバブルが農業を変える!Part12

カビの抑制とナノバブル

土壌栽培にも、水耕栽培にも、厄介な菌が存在します。
それは、腐敗黴(フハイカビ)、学名はピシウム菌です。
ピシウム菌の菌糸は、根から植物体に侵入し、植物体は地面付近から軟化して腐ります。
原因として、菌糸から毒性のある物質が出ている可能性が示唆されています。
幼苗期の野菜は、病気への抵抗力が低く、ピシウム菌による苗立枯病の被害を受けやすく、
栽培者にとっては、悩みの種です。
世界的に分布しており、日本では30種ほどが確認されています。なかでも、ピシウム・アファニダマタムと
ピシウム・ウルティマムという種が、もっともよく発生します、種によって感染対象となる植物の範囲が広く、
キュウリ、かぼちゃ、トマト、ナス、ホウレンソウ、インゲン豆、テンサイなどに病害を引き起こしています。
10年ほどですが、レタスでも、「レタスピシウム萎凋病」という病害が報告されています。
株を切断すると導管および髄部が褐変しており、勿論、発病株は収穫できません。

ミネソタ州にある大型植物工場のRevol Greensの責任者が、ナノバブル水耕栽培の最大の利点は、
ピシウム菌のマネジメント(抑制)であると語っています。成長の促進、収穫量の増加などは、
このピシウム菌の抑制によって、もたらされていると確信しているようです。
確かに、ナノバブルには、カビの発生防止や、藻の増殖を抑制する効果があるとの報告が散見されます。
鮮魚などの腐敗を抑えることにも活用されています。
ただ、ナノバブルには殺菌効果がありません。しかし、制菌効果があるのかも知れません。
あるマイクロ・ナノバブルの研究者が、ナノバブル水と普通の水に漬けたパンで、カビの発生状況を
比較されたことがあります。
明らかに、ナノバブル水には、カビの発生を抑える効果があったとのことです。

もし、ナノバブルで制菌できるのなら、植物の栽培において、新たな効果が追加されます。
これも、今後において検証してみようと思っています。

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